モジュール自動化コンセプト
LPKFレーザーデパネリングの特徴
レーザー加工の利点
特に自動化生産ラインの場合、従来の基板分割装置よりもレーザーシステムとしての利点をもたらします。
レーザー加工はソフトウェアで完全制御されています。材料や外形の変更があったとしても、加工パラメータとレーザーパスの調整により簡単に適応できます。段取り替え時間が最短になります。
レーザーによるカットは大きな機械的応力や熱的ストレスを引き起こしません。材料がレーザーによってアブレーションされフューム(ガス)となり切断部から吸引・排出されるため、デリケートな基板でも正確に加工ができます。
レーザービームは、数10µmの切断幅があればカットには十分です。 ルーター加工に必要な広い切りしろは不要になり、そのぶん、より多くの個片をパネルに配置できます。
付属のソフトウェアは生産における操作と加工セットアップを区別しています。 これによって操作ミスが大幅に減ります。
生産ラインへの統合
SMEMAとHermesの通信インターフェースと新しく開発されたハンドリングシステムにより、MircoLine 2000とCuttingMasterシステムをお客様が持つ生産ラインに組み込むことができます。そして生産管理者とオペレーターをサポートします。レーザーシステムは、機械的な変更がいらず、あらゆる外形を切断でき、様々な生産を可能にします。
ソフトウェア
LPKFのレーザーシステムには、特別に開発されたソフトウェアソリューション CircuitProが付属しています。 このソフトウェアによって、上流および下流の生産プロセスとの通信が可能になり、柔軟なPCB生産が可能になります。さらに、このソフトウェアを使用すれば変形した基材からでも正確にPCBを切り出すこともできます。MicroLine 2000 Ci および CuttingMaster Ci システムは、基材の位置と回転角度を修正できる高度に洗練されたカメラシステムを使用しています。レーザービームは、正確にPCB個片の外形をたどります。このカメラシステムとアルゴリズムは、生産性を最大限にするために最適化されています。
ソフトウェアの機能:
- Hermes & SMEMAインターフェース
- 複数のアライメントマーク(フィデュシャル)認識
- お客様がお持ちのMESへのインターフェイス
- トレーサビリティと統計機能
- 不良ボード認識
- バーコード、2Dコードの読取/マーキング
MES ソリューションへの接続
オプションのMESインターフェースによりレーザーデパネリングシステムはお客様がお持ちの生産実行システム (MES) にシームレスに統合されます。レーザーシステムは、操作パラメータ、マシン データ、トラッキングおよびトレース、個々の生産プロセスに関する情報を転送します。